Feb. 20th, 2009

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Идет она и дрожит. Вдруг скачет мимо ее всадник: сам белый, одет в белом, конь под ним белый, и сбруя на коне белая, - на дворе стало рассветать.
Идет она дальше, как скачет другой всадник: сам красный, одет в красном и на красном коне, - стало всходить солнце.

Василиса прошла всю ночь и весь день, только к следующему вечеру вышла на полянку, где стояла избушка яги-бабы; забор вокруг избы из человечьих костей, на заборе торчат черепа людские с глазами; вместо дверей у ворот - ноги человечьи, вместо запоров - руки, вместо замка - рот с острыми зубами.

Василиса обомлела от ужаса и стала как вкопанная. Вдруг едет опять всадник: сам черный, одет во всем черном и на черном коне; подскакал к воротам бабы-яги и исчез, как сквозь землю провалился, - настала ночь. Но темнота продолжалась недолго: у всех черепов на заборе засветились глаза, и на всей поляне стало светло, как среди дня. Василиса дрожала со страху, но, не зная, куда бежать, оставалась на месте.
彼女は震えながら行きました。すると突然彼女のそばを騎士が通り抜けました。騎士は白い身なりをし、またがった馬も白く、馬具も白でした。戸外は夜が明け始めてきました。
さらに進んで行くと、別の騎士が駆け抜けました。赤い身なりで、赤い馬に乗って。太陽が昇り始めました。

ワシリーサは一晩と一日歩き続けて、やっと次の日の夕方にバーバーヤーガの小屋が立つ森に出ました。小屋の周りの塀は人間の骨でできていて、目のついたま まの人間 の 頭蓋骨が突き刺してありました。門柱の代わりに人間 の足が、かんぬき の代わりに両手が、そして錠前は鋭い歯のついた口でした。


ワシリーサは恐ろ しさのあまり立ち尽くしました。その時突然、再び馬に乗った騎士が駆け抜けて行きました。今度は全身黒で、黒い馬に乗っていました。騎士はバーバーヤーガ の小屋の門に近づき、血面を通りぬけたかのように急に消えてしまいました。夜になりました。しかし、暗闇はほんの少ししか続きませんでした。塀のすべての 頭蓋骨の目が輝き出し、草地は昼間のように明るくなったからです。ワシリーサは恐さのために震えていました。でも、どこへ逃げたらよいのかわからずに、立 ち尽くしていました。
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まんじゅうこわい
町で若者の寄り合いがありました。次から次へ恐いものを言い合いました。
「おれは蛇が恐い。あの動き方が嫌だ。」
「おれは狸が恐い。お化けに姿を変えるから。」
「おれはクモだ。クモの巣はねばねばする。」
「おれはコウモリだ。夜飛びやがる。」
「おれは毛虫だ。葉っぱの裏に隠れていやがる。」
「おれはアリだ。一列になって動きやがる。」
みんな恐い物を話す中で一人だけ黙っているものがいました。
「おい、松ちゃん。恐いものはないのかい。」
「恐い! 恐いもんなんか何もないよ。」
「蛇もクモもお化けも恐くないんかい。」
「そんなものは恐くないよ。」
「蛇、そんなものは頭が痛いとき、頭にまきゃ涼しくならあ。」
「たぬき、お化けが出たら、料理して、洗ってきれいにしてやらあ。」
「クモ、納豆に混ぜてかき回してやらあ。」
「コウモリ、傘にしてやらあ。」
「毛虫、棒をさして歯ブラシにてやらあ。」
と突然話すのを止めてしまった。
「どうしたんだい。」
「恐いものを思い出しちゃった。」
「それはなんだい。ぜひ教えてくれよ。」
「まん、まんじゅうが恐い。」
「まんじゅう、そりゃどういう動物だい。」
「動物じゃないんだ。店で売っているものなんだ。ああ思い出しただけで気持ち悪くなる。」
顔色がみるみるうちに悪くなってきた。
「ああ、座ってられない。隣の部屋に布団をしいてくれ。」
床に入ると、とうとう毛布で顔をおおってしまいました。
これを見て、みんなは笑って、いたずらをすることにしました。 
数人が町へ出かけて色々なまんじゅうを買ってきました。酒饅頭、温泉饅頭、蕎麦饅頭、栗饅頭、赤饅頭、白饅頭、葬式饅頭、肉饅頭色々です。
おぼんに饅頭を乗せると、こっそり床に枕元に運び、気がつくのを待ちました。
「ねえ。松ちゃん。起きなよ。もうお開きだよ。」
「わかったよ。起きるよ。でももうまんじゅうのことは言わないでくれよ。」
「わかったよ。もう話さないよ。」
大きな叫び声が聞こえた。
「うわ、まんじゅうだ。まんじゅうが一杯だ。」
となりの部屋のみんなは大満足。
「おいみんな、どうしてこんなことをするんだよ。約束しただろう。饅頭こわい。饅頭恐い。」
大きな声をあげれば上げるほど、みんな大喜び。
「うわ、酒饅頭だ。恐い、恐い。」
「うわ、栗饅頭だ。恐い、恐い。」
「うわ、饅頭恐い。おいし・・。こわい・・。」
様子のおかしいのに気がついて部屋の中を覗いてみました。
「うれしそうだぜ。饅頭食ってるぜ。こりゃだまされた。ねえ、松ちゃん、一体何が恐いんだい。」
「おいしいお茶が恐い。」
И мой перевод))
Страшные мандзю
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